診察室では伝えきれないこと Vol.79~愛媛経済レポート~令和3年8月号

~診察室で伝えきれないこと~

愛媛経済レポート

令和3年8月号に掲載されたコラム

マイクロスコープ/手術用顕微鏡/歯科衛生士

顕微鏡で見るお口の中とは?

以前このコラムのVol,36で語った歯科治療で使用されるマイクロスコープ(手術用顕微鏡)の魅力。当院では「松山顕微鏡歯科」とキャッチフレーズを掲げ(最近は社是)、どうせやるなら顕微鏡治療No.1目指して日々診療。トレーニング、投資(笑)しております。

 ノエルクリニックの治療の方向性、そして私の歯科医師人生を大きく転換させたマイクロスコープでの診療は、今現在歯科医師だけでなく、歯科衛生士にも伝わってきております(顕微鏡歯科学会の会員数の上昇が注目を物語っている)。

 コラムのVol,36で顕微鏡の魅力と特徴を語った時点では、当院設置の顕微鏡は2台でした(2台でも複数台は珍しい)が、そこから3年の月日が経ち、先日8月18日に5台目のマイクロスコープが母国ドイツから海を渡って到着しました。

 今後、歯科医師や歯科衛生士は顕微鏡で治療したり歯周病メンテナンスしたりする時代が当たり前になる。そう勝手に信じてノエルクリニックはこの道を進んでいますが、そもそも顕微鏡で治療すると何がいいのか?

 歯科の世界で、1~2ミリメートルの単位はとても大きい数字です。現代歯科医療において、0.5ミリメートル以下の精度が要求されることはよくある話です。

 当時26歳、まだまだ技術も知識も未熟な私は単純にこう考えました。「拡大したほうが上手く治療できるに決まっている」。10年以上経ち、この時の思いつきは正しかったと認識しています(笑)。

 初めてこのコラムを読む方、手術用顕微鏡での歯科治療って何?と疑問に思われた方。当院のYouTubeをぜひご覧ください。顕微鏡での歯科治療を伝えれたらと思い、YouTubeやInstagramで随時発信しております。QRコードからアクセス!


ノエルクリニック心臓血管外科歯科