本町医科歯科通信 Vol.43~10月号

本町 医ど歯た通信10月号

現在、院内にて好評配布中です 。

数に限りがありますが、バックナンバーもあります。

ご希望の方は、お気軽にお声かけ下さい。

みなさん是非手に取りご覧になってくださいね。

さて、今回の内容は…

医科歯科/本町/いどばた

 

医科

ノエル医科歯科クリニック 医科院長 晴瑞Dr.

恐いもの

地震、雷、火事、オヤジ..…。古来より地震は恐いものの一番目にあげられます。先日の北海道地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。今回の地震は内陸直下型といわれ、南海トラフのようなプレート型と異なり、場所や時期は全く予測不能だそうです。実際、北海道はいままで地震の少ない地域といわれ予測した人はほとんどいなかったでしょう。

地震といえば平成13年の芸予地震を思い出します。休日の午後に呼び出され緊急手術を行っていました。最後の皮膚縫合が終わった直後にグラグラッと来ました。当時の古い県病院の建物はミシミシとつぶれそうで、思わず手術台の下に潜り込みたくなりました。手術中に起こったら一時停電になり、人工心肺などの医療機器が停止するのを考えるとゾッとしたことを思い出します。

 当院の建物はしっかりと耐震構造がなされていますが、災害への備えは疎かには出来ません。院内の防災委員を中心に非常時の連絡網を確立し、災害時の持ち出し薬品や飲用水の確保はしっかりと行っています。

                                        恐くなりたいオヤジより

 

歯科

ノエル医科歯科クリニック 歯科院長 哲大Dr.

『歯磨きについて』って・・・。

今回のテーマ、基本に戻りこの話題にさせていただきました。皆様、今まで色んな情報から学んできた歯磨きの仕方、学校で習ったり、歯医者さんで教わったことがある人もいるかも知れません、この機会に一緒に復習してみましょう。

 まず、「歯磨きは実は回数より質が大切、しっかりと細菌を除去すること!」*汚れを落とすことが目的になっている方がいますが、これは大きな間違い!細菌の塊であるプラークを除去することが大事なんです。歯周病菌は一晩放置すると1000倍に増えます。この1000倍を先手必勝で抑え込まなければなりません、明日でいっか!は借金地獄(細菌の)の始まりです。1日1回は気合いを入れてください。

 もう一つ、歯の寿命を考える上で大事なことが。それは、この50年で人間の寿命は30年伸び「人間五十年、下天の内….」ではなく80年に突入していること、さらに人生100年時代がすぐそこまでやってきております。人生の最期まで歯をもたせるためには、人生50年の頃と同じ方法を続けていてはいけません。今までの“歯みがきのみ!”に“何か”を足す必要があります。虫歯菌も歯周病菌もクリーニング後3ヶ月ほどで回復することが研究により明らかになっております。細菌が暴れだす3~4ヶ月おきのクリーニングがリミット。その為ノエルクリニックでは3~4ヶ月おきのメンテナンスをおすすめしています。皆様の歯を一生使い続けるために。歯みがきの質の向上と定期メンテナンス、この二つで歯を守っていきましょう。

 

助手

ノエル医科歯科クリニック 歯科助手 岡田

オーラルフレイルって何?

『オーラルフレイル』皆さんは聞いたことありますか? 先日、初めて学会に参加してきました。そこで初めてオーラルフレイルという言葉を知りました。メタボという言葉が認知されたようにフレイルという言葉も今後急速に広まっていくそうです。

 オーラルとは「口腔の」フレイルとは「虚弱」を意味し、「口を介した身体の衰え」のことを言います。

 このオーラルフレイルは健康と機能障害との中間であり、健康障害につながる心身の脆弱な状態であると同時に、ストレスに対する予備力の低下に起因した状態である、と定義されています。

 フレイルの始まりは、滑舌低下、食べこぼし、むせ、噛めない物が増える、口腔内の乾燥など些細な症状があり、これらは見逃しやすく気づきにくい特徴があるため、注意が必要です。フレイル予防に必要な事は①栄養②運動③社会性の3つの要素を三位一体としてバランスよく保つ事!年齢を重ねるごとに身体は衰えます。オーラルフレイルは誰にでも起こる一種の老化現象と考えるのではなく、この機会に一度自分のお口の健康に意識を傾け、人生百年にむけて健康寿命を延ばしましょう。                                 

 何かあれば、歯科にご相談を!

 

事務

ノエル医科歯科クリニック 事務・総務 土居

あかとんぼ

秋になると、赤とんぼが群れをなして飛んでいます。「トンボ科アカトンボ属」というらしいのですが、私のは単に色が“赤い”トンボのことです。

 金色に染まった稲穂の上や、刈り取られた田んぼの上、川の土手などに群れをなして飛んでいます。だいたい皆同じ方向を向いています。夕暮れ時などに、音もなく静かに飛んでいる彼らを見ると、早く家に帰らないと!などと思ってしまうのは、童謡のせいでしょうか?

 三木露風作詞、山田耕作作曲「ゆうやけ、こやけのあかとんぼ おわれて みたのは いつのひか。」

時を忘れて友人と遊んだ後、夕焼けに染まった田んぼのあぜ道を、急いで家に帰っていった子供の頃を思い出させてくれます。

 大街道から砥部の方に行く道、河原町に「赤とんぼ」というお好み焼き屋さんが有ります。昭和なたたずまいで、松山では珍しい“明石焼き”がショーケースに並んでいたりします。一度食べてみたいな。

 


ノエルクリニック心臓血管外科 歯科