診察室では伝えきれないこと Vol.43~愛媛経済レポート~9月号

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見えない矯正???

本日は最近流行り(?)の「見えない矯正」について、少しだけお話したいと思います。

矯正治療と聞くと、「子供が銀色のワイヤーを入れて、何年間も掛かって、100万近く掛かって」というのがいわゆる昭和世代(僕も)のイメージだと思うのですが、今はだいぶ変化しております。

そもそもアメリカ映画によく出てくるように、矯正治療は一種のステータス(「俺、私はきちんとしているんだぞ!」という)と海外では取られたりするのですが、日本では未だに恥ずかしいなどの理由が先行しています。

さて、そんな矯正治療ですが、今では患者様の選択肢の幅がだいぶ広がっており、その部分をざっくりとですが少しでも紹介できたらなと思います。

学術的ではありませんが、矯正治療は歯全体を並べていくのと、部分的に並べる2つのやり方があります。全体を並べていくのが皆さんのイメージだと思うのですが、この方法は一般的には2年、費用もそこそこといったところ。

そこでと言ってはなんですが「私前歯だけ並べて欲しい。この部分のここだけ気になる」といった方に多く行われているのが、部分矯正。この場合、期間も短く(3ヵ月~半年)、費用もぐっと抑えることができます。基本的な咬み合わせに問題がなく、奥歯を動かさなくて良い場合に「前歯をちょっと1、2本だけ引っ込める」といった感じです。

で、さらに!最近は透明なマウスピースを定期的に付け替えることにより歯を動かす「マウスピース矯正」が増えているのが世界の現場。この矯正方法、ワイヤーを付けないので矯正していると気づかれません。

ワイヤー矯正よりはダイナミックな動きはしづらいため、(個人的には)部分矯正の域を出ないと思って治療していますが、奥歯のコントロールを必要とせず、少しの傾斜で歯を並べたい!そして見た目が気になる大人の方!必見です。


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