食事相談~食中毒にご注意!!
食中毒にご注意!!
6月に入り、本格的な梅雨の季節となりました。
気温や湿度が高くなると食中毒の発生件数が多くなります。
家庭でもしっかりと対策をし、食中毒を防ぎましょう。
<この時期発生しやすい食中毒の原因>
① 生肉や加熱不十分な食材
☆食中毒菌:O-157、カンピロバクター、サルモネラ菌
(加熱不十分な肉類や卵に注意!)
☆予防:十分に加熱する
生の肉や魚・卵を触った後は手洗い
肉・魚類と生もの(野菜など)のまな板は分ける
② 手洗い不足や手の傷
☆食中毒菌:黄色ブドウ球菌
(おにぎりやお弁当に注意!)
☆予防:十分に手洗いをする
傷がある場合は素手で調理しない
⇒使い捨て手袋やラップを使用する
③ 料理を常温で放置する
☆食中毒菌:ウェルシュ菌
(夏場の煮込み料理(カレー等)に注意!)
☆予防:調理済みの食品は常温で放置せず冷蔵庫で保管する
冷蔵庫に入れても細菌はゆっくり増加する為、早めに食べる
食べる前にはしっかり再加熱する
<食中毒予防の三原則>
菌をつけない
手をよく洗う食材をよく洗う調理器具は清潔に保ち、使い分ける
菌を増やさない
室温で放置しない買ったものはすぐに冷蔵庫に入れる
冷蔵庫は詰め込みすぎない(7割程度まで)
菌をやっつける
中心部までの十分な加熱(75度以上で1分以上)
調理器具の消毒(熱湯消毒や塩素系漂白剤での消毒)
<一般的な症状>
激しい下痢・腹痛・吐き気・嘔吐があげられ、発熱を伴う場合もあります。
症状の激しさや、食事から発症までの時間は原因物質によって異なります。
多くの食中毒は、食品中に細菌が大量に増えることにより起こります。
食中毒予防の三原則を守り、少しでも「おかしいな?」と感じたら思い切って捨てて、食べないようにする事が大切です。
ノエルクリニック心臓血管外科歯科