本町医科歯科通信 Vol.75~6月号

本町 医ど歯た通信 令和3年6月号

現在、院内にて好評配布中です 。

数に限りがありますが、バックナンバーもあります。

ご希望の方は、お気軽にお声かけ下さい。

みなさん是非手に取りご覧になってくださいね。

さて、今回の内容は…

コロナのワクチン/ウイルス/抗体/歯石/アロマテラピー

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 医科

院長 晴瑞Dr.

コロナのワクチン

感染症(ウイルスや細菌が体内に入り増加して起こる病気)にかかると病原体を攻撃する抗体などが作られる仕組みを免疫といい、この仕組みを利用したのがワクチンです。

 従来のワクチンはウイルスや細菌そのものを用いたもので、毒性を弱めただけものが生ワクチン、殺菌したものが不活化ワクチンといいます。

これに対し、今回使われている pfizer 社製の新型コロナワクチンは全く新しいもので、ウイルスの蛋白の一部を作るための遺伝子情報(mRNA) を用いたものです。接種後、人の細胞の中でこの遺伝子情報を元にウイルスの一部が作られ、これに対する抗体が作られる事になります。つまり、人の体の中で病原体の一部を作り、これを攻撃する事になります。

 画期的なワクチンであり未知の部分も多く不安もありますが、新しい感染症を収束させるため、ワクチンによる集団免疫を獲得する事も必要です。

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 歯科

歯科衛生士長 杉田

メインテナンスって必要ですか?

 よく患者様から聞かれる言葉です。今日はその答えについてお話ししたいと思います。メインテナンス=クリーニングではないということをまず知って欲しいと思います。

 1970年代に活躍した歯科界で有名なロバート・F・バークレーという歯科医がいます。治療黄金期の時代に、治療ではなくだれよりも先に予防に力を注ぎ、1本でも多くの歯を守ろうとしたドクターです。彼の言葉に「本当に歯を守っていくには、患者自身が適切なセルフケアを続ける事だ」とあります。

 削っては詰めの治療の繰り返しは口腔内の崩壊に繋がります。また、定期メインテナンスで口腔内の歯石やプラークを除去できてもそれを維持・継続するためには、患者様のセルフケアが1番です!しかし、なんとな~くしてきたブラッシングでは磨いたつもりになっているだけかもしれません。

 定期メインテナンスで歯石、プラークの除去はもちろん。担当歯科衛生士に自分のリスク部位やブラッシングの不足、苦手部位を確認したり、教わることが肝心です。ムシ歯の治療が当たり前だと考えず、『歯は削ってしまったら元に戻らない!』ということ。たとえ、治療せざる得なくなったとしても、これ以上は繰り返してはいけないということ。そのために、ノエルは治療にこだわり、材料にこだわります。そして、定期メインテナンスにこだわるのです。

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 事務

マネージャー 菅谷

目にとまった記事

今月は、先日雑誌を読んでいて、目に止まった記事をひとつ紹介させていただきます。「コロナ禍における有名人の言葉」と言う記事の中の一つです。難しい言い回しでなく、また実用的な…と言う始まりの言葉が、私でも分かり易いなと思って題材にしました。

ヒラリー・クリントン(前国務長官)の言葉 /Fobesから抜粋

 「いくつか実用的なアドバイスをさせて下さい。良き友は、最悪の時も困難を一緒に乗り越えてくれるので、彼ら、彼女達とは定期的に連絡を取るようにしましょう。感謝の気持ちは、きちんと伝えましょう。礼儀正しいことと、政治的に正しいことは同じではありません。自分がされて気持ちが良いように、他の人にも接しましょう。自分が読むもの、共有された情報は、その出所を確認しましょう。ワクチン接種を含む科学を信じましょう。手を洗いましょう。瞑想や深呼吸も試してみて下さい。これは本当に、ストレスに対処するための良い方法なんです。」

 別段取り立ててどうこう言うような言葉でもありませんが、でもその通りかも!と思いましたし、これが基本かもと思いましたので、紹介させていただきました。今だからこそ、基本に立ち帰って、皆で協力し合い、この難関を乗り超えましょう。

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 受付

歯科受付 八束

おうち時間でリラックスタイム

日々の生活や仕事に追われたり、人間関係で悩んだり、現代人なら多少なりとも抱えているストレス。最近ではそんなストレスを和らげるために、アロマテラピーを楽しむ人が増えているそうです。

アロマは、リラックスしたいのか、スッキリしたいのか、など、その日の気持ちに合わせて香りを選ぶという方法があります。

イライラした気分を鎮めたいとき…柑橘、樹木、フローラル系

ぐっすり眠りたいとき…オリエンタル系、ハーブ系

不安感や心配な気持ちから解き放たれたい…柑橘、フローラル系

落ち込んでいる気持ちを盛り上げたい…フローラル系

疲れた心を元気にしたい…柑橘、樹木系、ハーブ系

 香りの情報は、自律神経活動、免疫活動、ホルモン分泌をコントロールしている視床下部へ伝わります。好きな香りを嗅ぐことで脳がリラックスし、エネルギー回復、免疫力アップなど身体に良い影響が出ます。

 疲れやすい季節ですが、アロマのパワーで日常的なストレスを上手にガス抜きして毎日を快適に過ごしてみて下さい♪


ノエル医科歯科クリニック