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診察室では伝えきれないことVol.119 インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎とは?

インプラント治療は失われた歯を補う、優れた方法ですが長期的な成功には適切なケアが不可欠です。

インプラント治療後、快適にかめていても長期的に注意が必要なのが「インプラント周囲炎」という疾患です。

その名の通りインプラントの周囲に炎症が生じる病気で、放置するとインプラントの脱落につながる可能性があります!

<インプラント周囲炎の原因>

インプラント周囲円の主な原因は、プラークによる細菌感染です。

インプラントはむし歯にはなりませんが。

しかし天然歯と異なり、インプラントには歯根膜がないため細菌感染に対する抵抗力がやや低く、一度炎症が起こると進行しやすい特徴があります。

<症状と進行について>

色段階では歯茎の軽い腫れや出血が見られることがあります。

これをインプラント周囲粘膜炎と呼び、適切なケアを行えば回復可能です。

ここで炎症に気づき、食い止めることが最重要と言えます。

しかし放置すると炎症が深部へ進行し、インプラントを支える骨が溶けてしまう=インプラント周囲炎となります。

この段階になると、失った骨の回復は困難になります。

<予防について>

インプラント周囲炎を防ぐためには、日常的な口腔ケアと定期的な歯科検診が不可欠です。

早期発見・早期治療が何よりも重要と言えます。

また生活習慣の改善も予防に役立ちます。

喫煙は血流を悪化させ感染リスクを高めるため、禁煙をお勧めします。

糖尿病などの持病がある場合は血糖コントロールを行うことも重要です。

インプラント治療は高い成功率を誇りますが、その維持には適切なケアが欠かせません。

インプラント周囲炎を予防するために、日々の口腔ケアと定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

早期発見と適切な対処によって、長期的にインプラントを維持することが可能になります!