
矯正治療は小学生から高齢者まで年齢に関係なく可能で、特に成人の矯正治療は近年需要は増え続けています。
叢生等をともなう不正咬合患者(簡単に言うと歯並びが悪い患者)は歯周病リスクを高め、30歳以上の矯正患者では4mm以上の歯周ポケットを持つ割合が50%を超えるという調査結果もあります。
年齢とともにその傾向は重篤化し、矯正治療と歯周病の関係は無視できません。
2017年にはアメリカ歯周病学会(AAP)とヨーロッパ歯周病連盟(EFP)の合同会議にて、矯正による歯肉の退縮や歯槽骨頂の吸収等のリスクが示され、歯周管理の大切さが強調されました。
当院では必要に応じ、再生療法を行う等の矯正治療の方への歯周病治療を徹底しています。
成人矯正を検討されている方には、歯並びだけでなく歯周の健康にも目を向けた治療が必要です。