本町医科歯科通信 Vol.7~10月号~

本町 医ど歯た通信10月号

現在、12月号が院内にて好評配布中です

数に限りがありますが、バックナンバーもあります。

ご希望の方は、お気軽にお声かけ下さい。

井戸端会議/ハスキーボイス/インプラント/カフェイン

今回もちょっとつまみ食いのお役立ち情報

みなさん是非手に取りご覧になってくださいね

さて、今回の内容は・・・?

 

医科

(ノエル医科歯科クリニック 医科院長 佐藤晴瑞)

「ハスキーボイスに要注意!」

ハスキーボイスはかすれ声、魅力的な声、セクシーな声などと言われますが、医学的には嗄声(サセイ)といい、声

を出す声帯を動かす反回神経麻痺で起こることがあります。反回神経は脳から出て、声帯の横を素通りし胸郭内に

達し、左は大動脈弓、右は鎖骨下動脈の周りをUターンして声帯に達します。大動脈弓は胸部大動脈瘤が最も発生

する場所であり、原因不明の嗄声の原因として動脈瘤が見つかることがあります。反回神経の不思議な走行は、

色々な病気を発見するためにあるのかも知れません。最近、魅力的な声になった方は、

一度胸部レントゲンやCT検査をお勧めします。

 

歯科

(ノエル医科歯科クリニック 歯科院長 佐藤哲大)

「歯科インプラントの歴史って・・・」

昨今、色々と話題の歯科インプラントですが、意外と歴史は古くヨーロッパでは紀元3世紀頃とされる人骨の上顎

に鉄製のインプラントが、中南米では紀元7世紀頃の人骨の下顎にインプラントが埋まっているのが発見されてい

ます。失った歯を他の材料で植立(インプラント)という発想は遠い昔からあったようですが、治療方法の確立が

され始めたのはつい最近のこと。その種類は現在100種類以上もあるとされ、治療方法も幅広く、選択肢もかなり

広がっています。どんな治療にも必ず長所と短所があり、そこをしっかり理解すれば歯科インプラント治療は

とても有用な治療だと考えます。

 

薬局

(ひなた調剤薬局 薬剤師 栗脇倫也)

「カフェインの働きと副作用」

          コーヒーや紅茶に含まれているカフェインには

          ①覚せい作用

          ②脳細動脈収縮作用

          ③利尿作用(腎血管拡張による)

といった働きがあります。皆さんは子供や妊婦はカフェインを取りすぎると悪いイメージはありませんか?妊婦の

場合、1日1-2杯でしたら問題ないようですが、過剰な摂取で流産しやすくなるといった報告があります。またコ

ーヒーを飲んで下痢や腹痛を起こす方がいますが、これは腸管運動促進によるものです。何事も摂り過ぎは

良くありませんが、カフェインにはリラックス効果も期待できるので、上手に活用したいですね。

 

栄養

(ノエル医科歯科クリニック 管理栄養士 埜下瑛世)

「秋といえば??」

『読書の秋』『芸術の秋』、そして…『食欲の秋』。なぜ秋に食欲が増すのでしょうか?精神の安定を保つ作用の

ある『セロトニン』というホルモンは、糖質・乳製品・肉類の摂取や睡眠、日光に当たることで増えます。秋は日

照時間が少なく、日射量も減少するため、たくさん食べたり眠ることでセロトニンを増やし、精神の安定を保とう

とするからではないかと言われています。『涼しくなったから』『実りの秋だから』『冬に向けての準備』…など

はよく聞きますが、日光が関係していると言うのは意外だったのではないでしょうか?

 

編集

(ノエル医科歯科クリニック 総務 明野裕一)

「秋だ!神輿だ!秋祭りだ!」

盆が終われば秋祭り。続けてハロウィン、七五三に、ボジョレーヌーボー、クリスマスに正月・・・もはやイベン

トの異種格闘技戦、大乱闘状態。何と日本人はいそがしくもお祭り好きなのでしょうか。

仏さまも八百万の神さまも呆れている!?かも。

「祭りは松山荒神輿持って来ーい 持って来ーい四十五度で持って来ーいがんと打つかりゃ火が出るぞ、

その火で一服やってくれ、ワッショイワッショイワッショイワッショイ」

さぁ、松山のお祭りが始まります!!


いかがでしたか?

10月号のイメージは 「ハロウィン」です。ここ数年で、ハロウィンもクリスマスやバレンタインに匹敵するビッグ

イベントになりましたね。10月は街がハロウィン一色で、当日は土曜日だったこともあり、街は仮装する人で賑わ

っていました。ハロウィンも終わり、今は12月・・・これからクリスマスに忘年会、大晦日とイベントが目白押し

です。皆さん、羽目を外しすぎないよう気を付けて楽しみましょう。

 
ノエルクリニック心臓血管外科 歯科:埜下