本町医科歯科通信 Vol.67~10月号

本町 医ど歯た通信10月号

現在、院内にて好評配布中です 。

数に限りがありますが、バックナンバーもあります。

ご希望の方は、お気軽にお声かけ下さい。

みなさん是非手に取りご覧になってくださいね。

さて、今回の内容は…

手当て/アナログ・ドクター/訪問歯科診療/管理栄養士/アマビエ

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 医科

医科院長 晴瑞Dr.

アナログ・ドクター

古来、「手当て」とはまさに患者さんに手を当て、脈をとり、音を聞き、手で触れて診察し治療をするものであり、医学の道を志した時からそう教わりました。

 最近の患者さんのつぶやきで「顔を見ないで PCばかり見る先生」「聴診器を当ててくれない先生」「画像と数字しか説明しない先生」が多くなったと言われます。もちろん、画像や検査値のようなデジタルデータは客観的なものであり、患者さんの状態を把握したり治療の根拠となるもので非常に大切なものです。しかし、毎回の受診の度に検査を行うのは不可能であり、受診の度のわずかな変化は、診察室での理学的所見(診察結果)によるところが大きいと思われます。

 医者の“勘”に頼ってばかりでは正確な治療は出来ませんが、聴診や触診など医者の五感を使って得た患者さんの体から得られるアナログ情報を謙虚に受け取り、診療の助けにするのも大切かと思います。

 アナログ情報の根拠をデジタルデータで確認し、治療方針を決定するのが、理想の診療かも知れません。

 アナログ・ドクターにあこがれるのは、古いタイプの医者になった証拠でしょうか…?

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 歯科

歯科医師 佐々木

感 謝

 当院で訪問診療をさせて頂いて、約2年が経ちました。当初は口腔ケアや必要に応じて治療をするのみでしたが、ここ最近は少しでも食事がスムーズにとれて誤嚥しないための予防方法を調べたりしています。加えて、発語がめっきり減ってしまった方への楽しく出来る訓練方法も模索中です。

 嬉しいことに在宅診療では、患者さんのご家族さんも積極的に一緒に訓練をしてくれます。

 ある患者さんでは、はじめて訪問した際は、ほぼ声が出ない状態でした。しかし約2ヶ月が経ち、今では「パタカラ」訓練をスラスラ言ってくれますし、ご夫婦での会話が少しずつ増えていると奥様が喜んでいらっしゃいました。  そしてこの前の訪問の時には、帰る際に患者さんが笑顔で「ありがとう」と言って下さいました。すると、奥様が「ありがとう」という言葉は、自身の持つ免疫向上の効果もあり、自分も相手も満たしてくれる魔法の言葉だとおっしゃっていました。

 日々、訪問現場ならではの“心ある医療”を学ばせてもらっていると思います。

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 医科

管理栄養士 須之内

ご当地グルメ

 今年はコロナの影響で楽しみにしていた旅行が中止になったり、外出が減ってお家時間が増えた方も多いのではないでしょうか。そんな中、少しでも旅行気分が味わえるよう、全国47都道府県のご当地グルメや郷土料理のレシピが載ったパンフレットを待合室に置くようにしました。地域ごとに13冊に分かれており、9月は東北地方編、10月は関東地方編です。毎月違う地方のパンフレットを置く予定なので楽しみにして下さい♪愛媛は四国地方編に載っています。糖尿病の方でも楽しんでもらえるよう、ヘルシーにアレンジされたレシピが載っているのでコロナ太りを気にされる方にも安心!

 私は今年、富士山を見に行きたいと思っていたのですが、行けず・・・。なので、山梨県のご当地グルメで紹介されている“ほうとううどん”を作ってお家で山梨を感じてみようと思います♪旅行に行けない分、家でご当地の味を楽しむのもいいですね。

ノエルクリニック心臓血管外科歯科 総務

マネージャー 菅谷

『アマビエ』

 コロナに負けるな!疫病退散!今話題の妖怪「アマビエ」。皆さんも、どこかで見られたり、聞かれたりされているかもしれませんが。

 この日本に伝わる妖怪「アマビエ」は、海中から光を輝かせるといった現象を起こして、豊作や疫病などを予言したとされる妖怪で、本来の能力は予言だけで、疫病を封じ込めるといったパワーは有してなかったようです。

 でも、このコロナ社会においては、人々の願いもあって、コロナ封じの妖怪としてもてはやされてます。

私は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる先生の故郷の鳥取県境港市の境高校の卒業生なので、その縁もあってとにかく妖怪が大好きなので、妖怪の話題が出ることは喜しきことではあるのですが、なにぶんコロナが起因となると複雑な思いではあります。

 とにかく今は「アマビエ」パワーで一日も早いコロナの終息を願うばかりです。


ノエル医科歯科クリニック