診察室では伝えきれないこと Vol.50~愛媛経済レポート~3月号

こちらも大好評!

愛媛経済レポートに掲載のコラム

~診察室で伝えきれないこと~

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3月号に掲載されたコラム

愛媛経済レポート/歯科医療/歯周病/虫歯

発信する難しさと重要性 ―50回を迎えて再確認―

今年度が終わろうとしております。この連載も50回を迎えることが出来ました。このコラムの本来の目的は「診療室で伝えきれない歯科のトピックを少しでも多くの人に伝えたい、そして興味を持ってもらいたい!」というもの。

 一ヶ月に一回、文章を構成し発信するという今までの自分には無い挑戦をしているわけですが、今の10代前半の子はSNSを通じて簡単に魅せる文章を書き、毎日発信している、すごい。

 ノエルクッリニックも「今年は発信の年」として、新たな挑戦「患者様参加型のセミナー」を始めました。その名も通称「Nザップ!」まさしく!結果にコミットする予防歯科学セミナーでしたが・・・思った以上に好評を頂きまして・・・。近日第二回を開催させていただくことになりました(ぜひHPをチェックしてみてください)。※注 既に終了しております。

 これもコラムと一緒でなぜ発信するのか?皆様が手にする歯科医療の情報は一面的すぎて全く本質を捉えていないものが多いのです。「これを食べたら歯周病が治る!」「これを飲んだら虫歯にならなくなる」・・・そんなんじゃあ治んないんです。

 日本人が歯を失う第一位と第二位は「歯周病」と「虫歯」。そして、この二つともが細菌感染症なのですが、一方で生活習慣病ともとれる多因子性疾患なのです。単純に細菌抑えりゃいっか!ではなく、遺伝的や数多くの因子による相互作用により起こっています。

 つまり現在知られている様々なリスク要因の制御のバランスが、う蝕と歯周病の予防に有効・・・ということが本質。そして、そのリスクを患者様ごとに読み解くのが歯科医院の診断能力なのです。故に「かかりつけ医」が必要。

 51回からも、なんとか本質的なお話を・・・そんなところを目指して。

 


医療法人 ノエル医科歯科クリニック