心臓血管外科
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは?
(Sleep Apnea Syndrome=SAS)
睡眠時に大きないびきに伴い、10秒以上の呼吸停止ないし低呼吸状態を繰り返す疾患です。
無呼吸になる原因は様々ですが、睡眠時の気道が塞がる、または狭くなることによっておこる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(以下OSASオーサス)」が大半を占めています。
OSASは日中の眠気により日常生活に影響を及ぼすだけでなく、
心臓、脳、血管に負担がかかり、高血圧・心疾患・糖尿病・認知症などの疾患を悪化させる危険性が高い疾患です。
また、ドライバーの居眠り運転事故など、個人にとどまらず、社会的な問題にもつながります。
肥満傾向にある40〜60歳の男性に多く、女性では閉経後に増加します。
また、日本人は痩せ型でも骨格的に罹患しやすいと言われています。
こんな症状はありませんか?
- 毎晩大きないびきをかく
- 睡眠中に呼吸が止まっていたと言われたことがある
- 昼間眠くなることがある
- 朝起きたときに疲れが残っていたり頭痛がある
- 若い頃より体重が増えて顔つきが変わった
- メタボリックシンドロームの傾向がある
上記の症状に心当たりがある方は「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。
当院では睡眠時無呼吸症候群の検査・治療ができます!
当院では睡眠時無呼吸症候群の
検査・治療ができます!
医科でモニタリング検査を受けることができます。
検査の結果、軽症と判断されれば、歯科にてOSASマウスピース治療を受けることができます。
中等度~重症であれば医科にてCPAP治療を受けることが可能です。
睡眠時無呼吸症候群の治療は定期的な管理をしていくことが大切です。
モニタリング検査とは?
ご自宅に器材を持ち帰っていただき、寝る直前に手と鼻にセンサーを装着し、眠っている間の呼吸や血液中の酸素濃度などの状態を調べます。
CPAP治療とは?
CPAP(Continuous posi-tive airway pressure:持続陽圧呼吸療法)は、寝る前に装着し、鼻から空気圧をかけた空気を送り込み、閉塞する気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止します。
装着当日からいびきは消失します。非常に効果の高い治療法です!
OSASマウスピースとは?
下あごを前方に固定し、空気の通り道をスムーズにする口腔内装置です。
CPAPに比べると手軽に装着でき、安価で静かです。持ち運びもしやすく、移動の多い方にも便利です。