第10回 大洲健康セミナー トリです
第10回 大洲健康セミナー トリです
いよいよ大詰め。
ノエルクリニック心臓血管外科歯科 佐藤 晴瑞(はるみつ)医科院長です。
演題は「それぞれの立場で」
今日は、町のお医者さんの立場から二つのテーマについて
生活習慣病のイメージ
上のおおきな丸い池では健康な生活をおくっています。
不健康な生活習慣をおくると、池から出てしまいます。
気付かないうちにメタボリックシンドロームになり、
だんだん下流へ。滝のところまで行くと危ない!
心臓外科医はここらあたりの方を一人ひとり救っていたのでした。
町のお医者さんは、多くの人に池から出ないよう、
滝のところまで行かないように助言するのです。
新しいノエルクリニックの取り組み
1:看護師によるカウンセリング
生活習慣の詳細な把握
2:通常の検査、診察、投薬
治療(今まで通り)
3:管理栄養士による食事相談
栄養指導(すべての患者様を対象に)
約250人(4月~)
これから10年間で冠動脈疾患が発症する確率
↓
禁煙して、生活習慣病を治療すれば
10年で心筋梗塞になる確率が なんと!
28%⇒⇒⇒1%
メタボリックシンドロームの危険性は・・・
手遅れになるまで症状がほとんど無いこと
私に限ってそんなことは・・・・・まだ大丈夫・・・なんとかなるさ
もっと早く気付いていれば・・・・
ある日突然!!!心臓発作や脳卒中
元気だからといって健康診断を受けないのでなく
元気なときこそ健康診断を年に一度は必ず受けることが、
きわめて大切です。
これから医科歯科連携
その1 歯科で見つかる薬の副作用!
血圧の薬で歯茎が悪くなる。。。。。。。!
骨粗鬆症の薬で
顎の骨が腐ってくる。。。。。。!
その2 糖尿病と歯科治療
歯周病と糖尿病
重症の歯周病があると
HbAICが下がらない!
歯周病治療を行うと
糖尿病がよくなる!
その3 歯周病が引き起こす疾患とは。。。。。。。。
口腔ケアで誤嚥性肺炎の発生は半分に!
歯周病菌と心筋梗塞
詰まった血管から歯周病菌がみつかった!
歯周病と関連のある疾患
その4 睡眠時無呼吸症候群の治療
Sleep Apnea Syndrome: SAS
睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数を
AHI(Apnea Hypopnea Index)=無呼吸低呼吸指数と呼び、
この指数によって重症度を分類します。
重症の方は、医科で酸素マスク
中等症の方は、歯科でマウスピース
その5 口腔内外科処置の麻酔
患者様は、安心して治療を受けることが出来ます。
その6 腔凝固剤と口腔内外科処置
血をサラサラにする薬を服用していても、医科歯科連携して対応できます。
お疲れ様でした。
講師の先生方には、いろんなことを分かりやすく話して頂き
有意義な半日を過ごさせて頂きました。
ノエルのスタッフも解放されて、ほっと一息。
皆さん本当にお疲れ様でした。
ノエルクリニック心臓血管外科歯科 土居