歯科治療に潜むウイルス感染の罠!!

患者さんが気付かない?!

>感染研調査・・・滅菌せず院内感染懸念!!

みなさん、歯科治療を受けたことは一度はあるでしょう。 あの“キュイィィィィィィン”という歯科治療独特のドリル音が、 大人になった今でも恐いという方も少なくないはず。 本日は、そのドリルにまつわる興味深い記事をご紹介します。

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「歯削る機器7割使い回し・・・ウイルス感染の恐れ」            (読売新聞 2014年5月18日)

記事の中では、“特定の県”とされているので場所は不明だが、 調査に協力した891施設から得られた回答結果がこれだ。 歯を削る医療機器を滅菌せずに、患者間で使い回している医療機関が約7割にも上るという。

調査を行なったのは、国立感染症研究所などの研究チーム。 今回の調査は、歯を削るドリルを取り付けた“柄”の部分について、 滅菌した機器を患者毎 に交換しているかどうか聞いたものである。 この柄の部分は治療の際に口に入れるため、血液や唾液が付着しやすい。 研究チームは、滅菌をせずに使い回す行為により 機器を解してウイルスに感染する恐れがあると指摘している。

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「いつか表に出てくると思っていた、   

うちのクリニックでは、この件に関して しっかり対策をしているから、自信をもっていい!     

これからも感染対策の徹底を、訴え続けていこう!」

私がこの記事を持っていった際、歯科院長の佐藤が言った感想がこれでした。 悲しい事に日本の保険点数上、滅菌にどれだけ設備投資をしても、 どんなに良い機材を使用して診断能力を上げようが 全くと言っていい程診療点数は変わりません・・・・・・。 滅菌してなくてもしてても報酬は同じなのです。 (↑こういう事からちゃんと制度を変えていけば良いと思うのですが・・・・・・) と話はそれてしまいましたが、当院の状況はこちらです。

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当院の院内感染対策に関する指針では、この機器の使用の際には、 一本一本必ず滅菌したものを患者さん毎に交換することとしています。 ユニット(治療のイス)には患者さんをお通しした際、 削る器具は一切装着しておりません(もちろんドリルも、“話題の柄の部分”も) 切削の必要があった場合にのみ、 滅菌したものを一本一本取り出して使用しております。

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患者さんは歯科医院の衛生管理について気になるはずですが、 “実は一番見えないところ” でもあります。

ノエルクリニックは、そんな衛生設備にも自信をもっています。 規格において厳しいヨーロッパ基準(クラスB)をクリアした滅菌器を使用し、 患者さんへの細菌感染のリスクを減らしています。 治療技術を提供することはもとより、 患者さんが安心して治療を受けられる環境を作ることも、 ノエルクリ ニックでは大切にしています。

では最後に、当院の衛生設備について少しご紹介します。

Miele G7881(ミーレ・ジャパン㈱) 医療用洗浄機

 ※ 治療器具一式を洗浄・除菌することが出来る高性能歯科医療用洗浄機 オートメーション化する事により常に一定の優れた洗浄を行なうことが可能になりました

DAC プロフェッショナル (シロナデンタルシステムズ㈱) 小型高圧蒸気滅菌器 

※ 小型高圧蒸気滅菌器 ヨーロッパ基準EN13060クラスB規格 厳しい基準をクリアした高度な滅菌器 細菌感染の危険性を大幅に低減させます

DAC ユニバーサル (シロナデンタルシステムズ㈱) 細菌感染

 新聞記事 ※ 直接口の中に入る治療器具“柄の部分”専門の滅菌器 新聞記事にて指摘されていたような感染から患者さんを守ります

衛生設備に力を入れているのは、何も感染の危険を減らすためだけではありません。 私たち医療従事者の治療器具の洗浄に対する負担も少なくし、 より治療に専念できる環境を整えることが出来るためでもあります。 患者さんと私たち、お互いが安心して治療に向き合える一つのきっかけになればと思っております・・・・・

ノエルクリニック心臓血管外科 歯科 あけの