マイクロデンティストリー

マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使った治療

マイクロスコープ

歯科学会でもよく言われている事ですが

人間の裸眼での二点識別域は0.2mmが限界」とされています。 しかし歯科治療において、0.2mm

の距離は決して細かい値ではありません。 高度や正確な治療においてはさらに細かい単位での正確さ

が要求されます。 私は研修医終了後幸運な事に、マイクロデンティストリーを実践しているクリニッ

クに入局する事が出来ました。 そこではじめて裸眼を越えた時の感覚は今でもハッキリと残っていま

す。 2.5倍からこの世界に入り→3→4.0→4.5→8→10→12→20倍とどんどん高倍率の世界へ (ちなみ

に心臓外科でバイパスを繋ぐ時の倍率は大体3~4倍みたいです。)

私の結論としては

「現代の複雑な歯科治療においては、裸眼では必要とされているレベルを満たすことは難しい」 その為当院

では手術用顕微鏡(マイクロスコープ)や手術用眼鏡を積極的に使用し、可能な限り治療を行っております。 

手術用眼鏡

上の写真は当院で使用している拡大鏡です(拡大マニア…笑)

左上から3.3→4.5→2.5→右が4.0倍

 

マイクロスコープ

特に’マイクロスコープ’(最大約20倍)を使用することにより、今まで歯科医師の“経験”や“勘”だけに頼っ

てきた治療では不可能だった高度なレベルの治療を行うことができるようになりました。 現在全国の歯科医

院でマイクロスコープが 設置されている医院は、いまだ2~3%と言われております(※2009年歯科医

院普及率2.9%程度)当院では、あらゆる治療にマイクロスコープを使用し、より精密で高度な治療を患

者様に提供するため、日々研鑽を積み、技術の向上に努めております。(これが中々難しいんです…確認で

はなく覗きながら治療が出来る様になるまで私もだいぶ時間を要しました…と言ってもまだまだですが….笑)

欧米なんかは拡大鏡は学生時代から必須.根管治療の専門医はマイクロスコープは義務みたいなものなんです….