診察室では伝えきれないこと Vol.65~愛媛経済レポート~6月号

~診察室で伝えきれないこと~

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令和2年6月号に掲載されたコラム

矯正治療/成人矯正/マウスピース矯正

60歳からの矯正治療?!

皆さん、矯正治療は子供(小中高生)がやるものだと思っていませんか?

私も昔、矯正治療は小中高生がワイヤーを入れて・・・まぁ1年2年場合によっては3年位行う、といったイメージでした。多くの方もそういうイメージをもたれているのではないかと思います。

しかし、ここ数年の間で矯正治療におけるイメージは歯科医師間でも患者さん間でも大きく変わったように思います。すごく簡単に言えば成人矯正、大人の方の矯正治療が増えました。

小中高生よりも大人の矯正はニーズが様々です。上の前歯の1本だけ曲がっているのが気になる!という方、下の前歯がジグザグで虫歯のリスクが高く、そこだけ動かしたい方、不幸にも歯を失ってしまいインプラントやブリッジを避けるために親知らずを手前に動かして利用したい方など。

矯正治療自体も従来のワイヤー矯正から今はマウスピース矯正(矯正界の黒船・・・まぁ目立たないうえに、凄い勢いで技術的なイノベーションが起きている)、期間も数年から数ヶ月まで様々。私自身も今後の成人矯正治療の必要性はとても感じており、実際に数年前に自分の母親を矯正治療しております。「やってる時は嫌だったけど、終わってみたら数ヶ月、本当に矯正治療をやってよかった(母親談)」。当院では70代の方の矯正治療も数人。

また、矯正と言うと後戻りが~!と言う方もいますが、そもそも歯は一生動いていくもの。アメリカ人は一生の内に何度も矯正したりします(笑)。私も、開業前に自分で鏡をみながらワイヤー矯正をしていたのですが今は後戻りで上の前歯が少し歪んで・・・この機会にマウスピース矯正をしよう!ということで2回目を企んでいます(笑)。

今回は矯正治療に対するイメージを変えたい?!と、この内容で投稿させていただきました。それでは次回!


ノエルクリニック心臓血管外科歯科