診察室では伝えきれないこと Vol.48~愛媛経済レポート~1月号

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愛媛経済レポートに掲載のコラム

~診察室で伝えきれないこと~

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1月号に掲載されたコラム

6年目/歯科医師/吉田松陰/理念

志を以て

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。当院も6年目を迎えました。(このコラムでもそうですが)本当に皆様に支えられた5年間でした。

夫れ重きを以って任と為す者、才を以って恃みと為すに足らず、知を以って恃みと為すに足らず。必ずや「志」を以って気を率ゐ・・・略。

これは吉田松陰が九州へ向けて医学修行に旅立つ松村文祥に贈った言葉。この送序には「志」という言葉が6回も出てくる(数え間違いでなければ)。

才能を頼りにするようではダメ、知識を頼りにするようでもダメ、必ず何の為にそのような仕事をしているのか、自分の志を見直すこと。

「初一念大事なり」ということで、新年は当院も開業時の理念見直しから始めました。

1.「環境」「生命」「人」を大切にし「健康」と言う価値を患者様と共に創造する

2.医療を通じて患者様と生涯にわたりパートナーで有り続ける

3.質の高い医療を提供し、社会に必要とされるクリニックをつくる

開業時なので中々気合の入った(今見ると恥ずかしい)理念にしておりますが、「ふむふむ」と思うところもあり人生100年時代の現在、「かかりつけ医」の役割は本当に高まっております。それこそ外来から将来に渡っての在宅までシームレスな医療、日常での健康に本質的なフォーカスを当てた予防に対する考え方。

ダイエット方法は消えては現れ、そしてまた違う商品が紹介され売れていきます。このコラムでは今年も(?)「歯科医療の本質」に絞り、たまに(よく)脱線し、そしてまた戻り繰り返す。これを目指してまいります。

今は昔「志の高さが人生を規定する」この言葉、恩師に言われ胸に刺さったことを思い出します。忘れないようにこの機会にもう少し深く突き刺そうか・・・。

 


ノエルクリニック心臓血管外科 歯科