診察室では伝えきれないこと Vol.46~愛媛経済レポート~11月号

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愛媛経済レポートに掲載のコラム

~診察室で伝えきれないこと~

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11月号に掲載されたコラム

愛媛経済レポート/コラム/歯の健康

世界で初めて歯の健康と美しさの重要性を説いた人は?!

当院歯科衛生士が愛読?する冊子「タフトクラブ」。何気無く手にとって読み進めてみると、日本ではまだ江戸時代、お歯黒の文化が残る?真っ只中、イギリスでは「歯の美しさと重要性を説き、予防歯科の分野に最も影響を与えた人物がいる」。

へー、ふむふむ、これは期待できる!(このコラムで紹介したい!)そして、今回まとめてみます。

この人物、レヴィ・スピア・バームリーはイギリスの開業医ですが、なんとまだ(?)1800年、2世紀も前!日本では伊能忠敬が『大日本沿海輿地全図』を完成させるために歩き回ってるこの時期に大真面目に「歯ブラシで歯の表面をこするだけじゃダメ、歯の隙間はそれだけでは除去できない!」なんて論じております。ナポレオンが戦争してた時代・・・ですよね?そしてこの論点は、正しい(驚き)。

さらに、「歯と歯の間をフロッシングすることは、世界中のどんな歯ブラシや歯磨き粉より疾患の予防につながる―1815年レヴィ・スピア・パームリー」実はこれも、正しい(もう驚愕)。

彼の「歯を守る為の実践ガイド」にはこんな名言の数々もあるそうで、

  • 女性の美しさは“歯の美しさ”なしには考えられない
  • 口こそが、命を維持するための重要なプロセスが始まる場所である
  • 歯という重要な器官は人の考えを音声にし、感情を伝え、話すことを可能にする

治療技術が飛躍的に向上した今でも、いや今だからこそ心に響く言葉。

今回は自分自身の勉強も兼ねてこのテーマを取り上げさせていただきました。

〈参考文献:タフトクラブ1018年10月号〉


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