愛媛経済レポート:診察室では伝えきれないこと Vol.19~9月号~

 

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愛媛経済レポートに掲載のコラム

~診察室で伝えきれないこと~

第19回目となる記事が出ています。

今回の記事はこちら

吉田松陰/黒船来航

 

1853年、黒船来航とともに、日本の新しい時代が始まります。

明治維新…日本史、世界史上有名なこの変化。

その時代の人物の中でも私が個人的に!といえば「吉田松陰」先生。吉田松陰は世界を見ようとして船

に乗せてくれと頼んだ。ペリーはその勇気を讃えたが、叶わず…。というのが、一般的な通説ではない

かと思います(少なくとも私はそう認識していました)。ところがです、ある本に「吉田松陰が船に乗

ったのは渡米の為ではなくペリー暗殺の為に行った」と書いてあるではありませんか!この本の著者は

人間環境大学の川口雅昭教授。先ほどの解釈に疑問を持たれた方「吉田松陰 著 川口雅昭(致知出版

社)」は必読!資料に基づき、物語で吉田松陰の志を描いています。人間の縁というのは不思議なもの

です。著者の川口雅昭先生とは祖母の葬儀で出会い、今では図々しくもお話できる仲になりました。

前置きは長くなりましたが、今回のコラムは

「吉田松陰 修養訓著 川口雅昭 致知出版社」についてです。

川口雅昭先生の本は何冊も拝読させていただきましたが、今回の本はとにかく面白い!先生の講演は笑

いあり、涙あり、いつも心が熱くなります。そんな笑いと涙をポケットに詰め込んだこの本、おすすめ

したく今回のコラムにさせていただきました。

明治維新という時代の幕開けに生きた人たち、そして日本の為にその身を掛けながら明治の夜明けを見

ぬまま倒れた人たち…。ふと改めて考えると今現在の自分と同世代の人たちなんです。この本は最後に

吉田松陰が「能はざるに非ざるなり、為さざるなり 講孟箚記」と基になるであろう「孟子」の「為さざ

るなり、能はざるに非ざるなり(やらないのである、できないのではない)」を逆にしている記述から

あとがきに入ります。そこにこの本の全てが詰まっている気がしてなりません。

2 0 1 6 年(平成2 8 年)10月3日 第2 0 2 6 号


 次回はどんな内容になるのでしょうか?

来月号もお楽しみに…

ノエルクリニック心臓血管外科 歯科:Y