愛媛経済レポート:診察室では伝えきれないこと Vol.13~3月号~

こちらも大好評!

愛媛経済レポートに掲載のコラム

~診察室で伝えきれないこと~

第13回目となる記事が出ています。

愛媛経済レポート/針のない麻酔

 

診察室で伝えきれないこと vol.13

「お口の中の健康を保つために『プラークコントロールとは?』」


コラムも2年目に突入…1年間なんとか続けることが出来ました。いつもギリギリ

な私を支えてくださっている編集の皆さま、本当にありがとうございます。

 

2年目1回目の内容はタイトルの通り「お口の中の健康を保つために」そもそも何が大切なのか?

歯科の治療技術、機器はこの数年間で数々のイノベーションが起こってきました。「針のない麻酔

機器」「骨を作るためのテクニック」「再生療法」「インプラント」「cad/camを用いた治療方法」

「マイクロスコープを利用した精密治療」……医療技術と機器は日々進化しています。正直申しまし

て私の学生時代にはなかったものもたくさんあります(笑)。ただ、そこまで時代は進んでも、歯科

医師、歯科衛生士等の医療従事者に「お口の中の健康を維持するにあたって一番大事な事」を問うと

こう返ってくるはずです。

「プラークコントロールだよ」

それではプラークコントロールとはなにか?それは、歯に付着したプラーク(歯垢)の量を減らす

(コントロールする)こと。プラーク中の細菌が産生する「酸」や「毒素」が虫歯や歯周病の主

な原因となるため、プラークコントロールをしっかりと行って細菌の数を減らせば、虫歯や歯周

病を予防・改善させることができます。はっきり言います、どんな神の手のDrの治療より、プラー

クコントロールの方がはるかに大事です。

プラークコントロール=歯磨き(ブラッシング)だと誤解している人も多いのですが、プラークコント

ロールは歯磨きだけではなく、デンタルフロスを用いたフロッシングや歯間ブラシの使用など、歯に

付着したプラーク(歯垢)の量を減らす行為全般を指します。

先ほど書いた様に治療方法は進化、発達しています。しかし、プラークコントロールができていないと、

必ずまた虫歯になり、そして治療効果も下がります。理由は簡単、

口の中の疾患の殆どが細菌感染症=細菌との仁義なき戦い

だからです。


治療技術や機械が進化しても、根本的な改善は出来ません。

どんなにすばらしい技術をもってしても、日々のケア(ブラッシングやフロッシング)が出来て

いなければ虫歯・歯周病の予防は出来ません。

ノエル歯科では、日々のケアをしっかりと行えるよう、歯科衛生士による歯磨き(+フロスや歯間

ブラシの使い方)指導を行っています。日々のケアを見直し、正しいケア方法を身につけてみませんか?

 次回はどんな内容になるのでしょうか?来月号もお楽しみに…

 
ノエルクリニック心臓血管外科 歯科:埜下