愛媛経済レポート:診察室では伝えきれないこと Vol.11~1月号~
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愛媛経済レポートに掲載のコラム
~診察室で伝えきれないこと~
第11回目となる記事が出ています。
今回の記事はこちら
「番外編:だしについて(後編)」
前回に引き続いて、今回は
「天然のだしであるいりこ」
について詳しく聞いてみたいと思います。
(文中:佐藤哲大…佐、石丸祥久…石)
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佐:
前回のお話では、天然素材でだしをとることの簡便さ、そして身体にいいという
ことを伺いました。今回はその中でもいりこについて詳しく聞かせてください。
石:
いりこは、生のカタクチイワシを鍋で茹でて、その後干したものになります。
大きなものから、大羽、中羽、小羽と呼ばれており、実はしらすやちりめん
も同じ魚種からできるものになります。サイズや産地によっても出るだしの
味は違いますが、そのあたりは松山市問屋町にある店舗スタッフに相談して
いただければと思います。
佐:
そうなんですね。少し気になったことがあるのですが、いりこの中でも『瀬戸内いりこ』
だけブランドが独立してますよね?何か特別な理由があるのでしょうか?
石:
多くの売り場ではいりこの産地表記は大きく「国内産」と「瀬戸内海産」
に分けられています。瀬戸内海産のいりこは一般的に価格が少し高いので
すが、その理由はだしが出やすく、苦味も少ないからです。深みがありつ
つも主張しすぎないので、うどんから煮物まで何にでも使えるだしになり
ます。使う量も少なくて済むので、良いいりこを使う方がお買い得になる
ことが多いです。また、だしを取った後のいりこは、天ぷらやかき揚げに
するなど2次利用もできます。最近ではそのままペットのおやつにしてあげ
る方も多いそうです。
佐:
愛媛県で瀬戸内海の恵みをうける私たちにとっては、
すごく嬉しく誇らしい気持ちになりますね。
石:
県外では非常に高価な瀬戸内のいりこですが、地元では安く手に入ります(笑)。
佐:
やっぱり恵みを受けていますね(笑)。
『だしといりこ』
について最後!一言お願いします。
石:
実は簡単なのに、いりこでだしを取れると、料理上手
でこだわりのある方に見られます。是非お試しください。
確かに、いりこでだしを取ると聞いただけで、料理上手な感じがしますよね。
今回は番外編ということで、(前編)(後編)の2回に分け、
石丸弥蔵商店の石丸祥久さんとの対談を掲載しました。
次回はどんな内容になるのでしょうか?
来月号もお楽しみに…
ノエルクリニック心臓血管外科 歯科:埜下