愛媛経済レポート:診察室では伝えきれないこと Vol.12~2月号~

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愛媛経済レポートに掲載のコラム

~診察室で伝えきれないこと~

第12回目となる記事が出ています。

今回の記事はこちら

 

診察室で伝えきれないこと vol.12

愛媛経済レポート

「人生の先輩たちは何を後悔していたか?」


「仕事が忙しくてね…」分かります、とても。ついつい自分の身体のことは後まわしに…本日はそんな

あなたにピッタリな情報を用意いたしました。実は、過去に55~74歳の男女1000人に緊急アンケート

を行い、先輩方の「後悔していることトップ20」が発表されている事をご存知でしょうか?

(PRESIDENT 2012年11月12日号)本日はPRESIDENTさんに代わりまして私がここで発表します。

第3位「日頃からよく歩けばよかった」

第2位「スポーツなどで体を鍛えておけばよかった」

なんと第1位は

「歯の定期検診を受ければよかった」

日本は他の先進国と比べてお口の中に対する意識が低いと言われています。今私が開いている歯科雑誌

の中でスウェーデンのアンダース・スコグルンド(歯科医師)は日本の歯科医師に厳しくこう問いかけ

ています。「なぜ日本人の歯の状況はスウェーデン人とこんなに違うのか?」「なぜ、スウェーデン人

の80歳は20本天然歯が残っていて、日本人の80歳はたった12.2本しか歯がないのか?」この答えにはい

くつかのアプローチが必要だと思いますが、それは今年少しづつお話していきたいと思います。

話を元に戻しますが、虫歯や歯周病は、風邪の様に「免疫力で治った!」ということはまずありません。

それは治ったのではなく「症状が隠れているだけ」です。このコラムを目にした皆様、今年は「歯の定期

検診、定期的なチェックアップ」をはじめてみませんか?

最後に…2位、3位はどちらも「身体を動かす」ことですね。わかりました、私、今年は…ジムに行き身体

を動かすことをここに宣言します。


 

「歯の定期検診を受ければよかった」という後悔が第1位だったことからも、年齢を重ねて現在口腔内

に何らかの問題を抱えている人が多いことがわかります。また、定期検診を受けておけば防げた(治す

ことが出来た)と思う人が多かったため、後悔していることの第1位という結果になったのだと思います。

スウェーデン人は80歳で20本の天然歯が残っているのに、日本人の80歳は12.2本しか残っていない…。

つまり、定期的なメンテナンスがそれだけの差を生むということ。後悔しないためにも、

定期検診やメンテナンスをはじめてみてはいかがでしょう?

 次回はどんな内容になるのでしょうか?来月号もお楽しみに…

 
ノエルクリニック心臓血管外科 歯科:埜下