愛媛経済レポート:診察室では伝えきれないこと Vol.26~5月号~

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~診察室で伝えきれないこと~

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脳の中の小人(ホムンクルス)

ホムンクルス/開花予想/ソメイヨシノ

 

桜前線が通過しました。

とあるアメリカ人は言います。「日本人って税金投入して気象予報に桜の開花予想入れてるのかい!」日本人はこう返すでしょう。「知らないのね、日本中にある桜(ソメイヨシノ)は一本から始まったクローン、遺伝子が一緒のため一斉に咲くのです。桜は世界にも類をみない気象レーダー」。 一人では増えることができず日本人との共存を選んだ桜(ソメイヨシノ)、そして日本人はこの季節が大好きです。話を戻しますが、気温も少しあがりこの季節は外でのお食事が多くなるかと思います。本日は「口から食事をするということ」について、誠に勝手な視点からお話をしたいと思います。

皆さんは、

「脳の中のこびと(ホムンクルス)」という言葉、聞いたことがありますか?1952年、カナダの脳外科医ペンフィールドは「手や足など、人間の身体のさまざまな部分の機能が脳のどの部分に反応しているか」を調べ表しました。その結果、脳の高次な機能を司る身体の各部を表した左図の模型を「ホムンクルス」と言います。人間のホムンクルスは、身体の形はとても歪んでいて、人差し指が大きく胴体は小さい。唇、舌がとても大きい。 実は動物でも人間と同じようにホムンクルスがありますが、ネコやネズミはヒゲに相当する部分がとても大きく描かれています。ホムンクルスを見ればその動物にとって身体のどの部分が大切なのかを知ることができると言われていまず。人間では指先、唇、舌・・・感覚器がとても重要な器官であることがよく分かります。

私は思いました。

「口から物を食べること」この感覚がいかに大切か。このホムンクルスの模型、大変面白いので一度みてください。


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