本町医科歯科通信 Vol.54~9月号

本町 医ど歯た通信9月号

現在、院内にて好評配布中です 。

数に限りがありますが、バックナンバーもあります。

ご希望の方は、お気軽にお声かけ下さい。

みなさん是非手に取りご覧になってくださいね。

さて、今回の内容は…

動脈硬化/歯みがき/防災の日

ノエル医科歯科クリニック 医科院長 晴瑞Dr.

動脈硬化リスクの採点(吹田スコア)

近年、心筋梗塞や狭心症などの動脈硬化疾患の予防に関して、病気を起こさないための一次予防と、すでに病気を起こしているが再発させないための二次予防に分けて目標設定が行われます。一次予防については、年齢、性別、喫煙、血圧、コレステロール値、糖尿病の有無などを危険因子の数により、点数化して行う評価のツールとして「吹田スコア」が用いられます。吹田スコアでは10年後の冠動脈疾患発生率が推定され、2%未満が低リスク、2~9%未満が中リスク、9%以上が高リスクと判定されます。

一次予防は食事指導や運動療法を行った後に薬物療法を考慮するとされていますが、二次予防では、生活習慣の改善と同時に薬物療法を導入するのが原則となります。当然ですが、二次予防の検査目標値はより厳しく設定されます。

 吹田スコア記入表はクリニックの外来に常設しています。裏面にもご用意しました。あなたも一度、ご自身のリスクを評価してみて下さい。

ノエル医科歯科クリニック 歯科衛生士 三好

歯みがき

歯みがきとは?と聞かれると皆様はどう答えるでしょうか?ゴシゴシ強くみがく、食べかすを取り除く、こすりながらみがく…と答える方、思いつく方が多いのではないでしょうか。実は、この答えは全て間違っているのです。

 歯みがきとは口の中の細菌を取り除くことをいいます。そして歯みがきの目的とは、食後についた食べかすが歯垢(プラーク)にならないよう、プラークをコントロールすることをいいます。虫歯や歯周病に直接関係するのは、食べかすではなくプラークです。

 間違った歯みがきを行うと、歯茎が傷つき痩せて歯もすり減ってしみやすくなります。

正しい歯みがきは、歯ブラシの柄をペンを持つように握り、力を入れず優しくみがく。動かし方は、大きく動かすのではなく、小刻みに振動を与えて少しずつ丁寧に。歯ブラシだけでは6割しか取れないので歯間ブラシや糸ようじを取り入れてケアを行ってください。細菌を取り除き、健康を維持していきましょう♪

ノエル医科歯科クリニック 歯科助手 岡田

トリートメントコーディネーター

 今年の目標に資格取得を掲げました。その中で“トリートメントコーディネーター”の資格を取ろうと勉強会に参加しています。

歯科では患者さんの思いに寄り添い、必要な知識を伝え、治療の選択肢の中から患者さんに合った治療を一緒に考えていったり、患者さんの不安や不満を少しでもなくすことが重要な役割となります。

私が今回学んだことをご紹介します。まずコミュニケーションの最大の力、それは“聴く力”です。一語一句相手の言ってることに、付け足さず差し引かず言葉通りにとらえること。次に“話す能力”です。自分の知識や情報を一生懸命に伝えるというより、言葉を相手が受け止めれるように話す。相手が聞こえるように耳を整えてあげること。そして、最後は一緒に居ること、同じ空間にいて心がここにあること。でした。

トリートメントコーディネーターの役割は医院によっても違うと思いますが、ノエルクリニックにとっての役割の中で、学んだことを活かし実行していきたいと思います。次回名古屋で開催予定です。

ノエル医科歯科クリニック マネージャー 菅谷

防災の日

 9月の和名はご存じの通り「長月」ですが、日毎に夜が長くなってくることから「夜長月」と、それが転じて「長月」となったとのことです。

 日中の残暑はまだまだ厳しいですが、朝夕にはひんやりとした空気が漂い、虫の音が聞こえるようになってきました。戸外に出れば、彼岸花が咲き、金木犀の香りがほんのりと・・・いよいよ秋の到来です!

 立春から数えて210日目の9月1日の「二百十日」、9月10日の「八朔」、9月11日の「二百二十日」の3つを荒天の恐れが強い日として「農家の三大厄日」と呼んで、昔の人は強風や大雨に注意をしていたとのことです。また、9月1日は関東大震災の発生日に因んで「防災の日」でもあります。自分たちが出来ることは、いざという時の為の備えと、定期的な点検、また住まいや地域の防災対策の確認や見直しです。どうしても後回しになりがちな防災対策に対してこの日をきっかけとして、皆様も今一度意識してみませんか!


ノエルクリニック心臓血管外科歯科