そもそも貧血って何?
貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビン(Hb)の量が少なくなった状態のことをいいます。
ヘモグロビンは全身に酸素を運んで行き渡らせる大切な役割をもっています。
このヘモグロビンの量が少なくなると体が酸欠状態となり、めまいや立ちくらみ、頭痛などの症状が表れるようになります。
今回は、貧血に良い食べ物や、貧血に即効性のある食べ物などについてご紹介していきます。
貧血に効果的な食べ物
貧血の際には、鉄分はもちろん、ビタミンB 6やB 12、葉酸、ビタミンCなど、鉄分の生成や合成を助ける成分を一緒に摂取することが重要です。
王道の「鉄分」
貧血といえばレバーを思い浮かべる人もいると思いますが、正解です。
レバーには体内での吸収率がとくに高いヘム鉄が豊富に含まれています。
また牛肉や豚肉の赤身にもヘム鉄が豊富に含まれています。
ビタミンB 6
赤身の魚や、ヒレ肉やささみなどの脂が少ない肉類に多く含まれています。
植物性の食品では、バナナやパプリカ、さつまいも、玄米などにも比較的多く含まれています。
ビタミンB 12
魚介類(サーモン・マグロなど)にはビタミンB12が豊富に含まれており、貧血の予防や改善に役立つとされています。
また乳製品(牛乳・ヨーグルトなど)にも豊富に含まれています。
ビタミンC
ビタミンCは鉄の吸収を良くすることが知られています。
柑橘類(レモン・オレンジ)をはじめ、トマトにも多く含まれていますので、積極的に摂取しましょう。
葉酸
ほうれん草やレンズ豆、キノコ類には、豊富に葉酸が含まれています。
これらは貧血予防に効果的であることが証明されています。
おまけ:チョコレートは貧血にいいの?
巷で貧血にはチョコレートがいいという噂を聞いたことはないでしょうか?
意外にも、チョコレートは貧血に効果があります。
チョコレートの中でも、特にダークチョコレートには鉄分が豊富に含まれており、貧血予防効果が期待されています。
また、カカオに含まれる成分フラボノイドは血流改善に役立ち、貧血による体の疲れを和らげる効果があります。
一方で、チョコレートには糖質や脂質が多く、肥満や糖尿病のリスクとなるため、摂りすぎには注意が必要です。
あくまで予防として、適度な量を摂取するようにしましょう。