食事相談~噛めない・噛みにくい
噛めない・噛みにくいとき
噛むことができなくなると
麺類やおかゆなど手軽な料理が増えて、噛み切りにくいお肉や野菜などの量が減ってきます。
栄養バランスが悪くなると体の免疫力が弱まり病気にかかりやすくなります。
☆食べにくい中でも主食・主菜・副菜をそろえるよう意識しましょう。
どんなものが食べやすいの?→→→やわらかく・すべりやすくて、噛まなくても飲み込みやすいもの
①舌でつぶせるやわらかさにする。
②つなぎ・とろみでやわらかく、まとまりよく。
具体的には・・・
<主食> ———————————————–
☆ごはん
軟飯・おかゆ・雑炊・リゾットなど
のり佃煮・鯛みそ・梅びしお等でバリエーションをつける
卵やチーズを入れるとたんぱく質もUP↑
☆パン
パン粥、フレンチトースト、スープに浸して食べる
☆麺類
短く切って軟らかく煮る
スープにとろみを付けると食べやすい
<主菜> ————————————————
☆肉類 ・ひき肉を利用する
つなぎ材料を増やして練るとさらにやわらかく
・たたいたり、筋切りをしてやわらかくする
・舌でつぶせる硬さまで煮る
片栗粉をまぶして煮ると表面がつるつるして喉ごしがよい
☆魚類 ・白身魚を選ぶ(カレイ・鯛・たら。赤魚など)
・煮る・蒸すが水分が加わり軟らかくなる
- あんかけにすると口の中でのまとまりUP
☆豆腐
冷奴、湯豆腐
☆卵
スクランブルエッグ・温泉卵
<副菜> ———————————————-
☆野菜
・繊維の少ないものを選ぶ
・葉物は葉先を利用
・舌でつぶせるぐらい軟らかく煮る(南瓜・大根は柔らかくなりやすい)
・マッシュ状にする
牛乳やマヨネーズを加えるとまとまりやすい
・すりおろす(おろし大根・とろろ・すりおろしれんこん)
☆汁物
コーンスープ、ポタージュスープ
軟らかく煮た野菜を入れたコンソメスープなど
食べる量が少なくなるので間食でも栄養を補給しましょう
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参考:meiji Nutrition Info
ノエル医科歯科クリニック