
クラスプこそ
むし歯治療の本質である
むし歯のリスクを知って共有して改善する、そして時間軸で評価するCaries Risk Assessment Share with Patients=CRASPクラスプ。
従来の考え方は、むし歯は早期に発見して食のうちに修復する。
しかし削って詰めるを繰り返す、このリピートレストレーションサイクルにより歯はなくなっていく。
人間の寿命は伸び、樹雷の方針が意味があるものか歯科界隈では疑問になった。
目指すべきは
「生まれてきた時にできるだけ近い状態を維持すること」
今のむし歯治療の価値観は、むし歯(う蝕)=穴が空いていることを指すものではなく、う蝕病編を生じさせた口腔内環境のことをさす。
この価値観に基づくと、むし歯治療の一丁目一番地は脱灰と再石灰化のバランスの崩れた状態を改善することである。
これができて、その次に穴のあいた場所の修復となる。
修復治療は生まれた時の状態に戻してくれない。
バランスが崩れた結果として穴があく。
この結果には揺れ動く環境があり、そのプロセスに介入していくことが歯科治療の本質であり、修復治療は本質ではない。
そしてこの価値観をどのようにして患者産と共有し、改善していくかを歯科医院は課題としている。
ここまで書いてやっと本題に入ります。
むし歯にならない(なりにくい)口腔内の環境をと当院でも取り入れている評価シートが、クラスプ(CRASP)だ。
大切なのは評価するだけではなく、共有して改善して時間軸をかけて再評価すること。
そしてこの評価項目は「むし歯治療の本質として最も有効とされている項目逹である」
♦️歯磨きはいつしますか?回数と時間
♦️フッ素歯磨剤の使用は1日何回ありますか?そして量は?
♦️歯磨き後のうがいの回数は2回以下?
これ以外にも様々な問診がある。
むし歯治療の本質に難しい項目はなく、最新の材料や治療技術は必要ない。
本質は生活習慣の改善!
今年も正しい知識と価値観を!